- 2016年7月24日
- Posted by: GENOH
- Categories: 法人営業, マーケティング, ブランディング, 集客, セールス, web
動画を使ったストーリーセールス
あなたの商品・サービスのターゲットとなるお客さまは、どんな人ですか?
あなたの商品・サービスは、そのお客さまのどんな課題や悩みを解決できますか?
まずは、この2つの問いに対して、あなたは明確な答えを持っていますか?
もし、持っているのならば、これから紹介する「動画を使ったストーリーセールス」であなたの商品・サービスが飛躍的に売れるようになるかもしれません。
まずは、こちらの動画をご覧ください。
いかがでしたか?
この動画の最終目的は「商品を売ること」
なんとなく理解できましたか?この動画の最終目的は、温熱シートのセールスです。
しかし、商品・サービスに関する説明は一切ありません。
トータルで5分程度の動画ですが、商品についての紹介は最後のわずか数秒だけです。
たった、数秒だけですがこの温熱シートを妻の為に買ってもいいかな?と思いませんでしたか?
最初の動画の始まりは、
「女性と男性ではどちらが重いもの持っているでしょうか?」という内容です。
最終目的である商品のセールスとは、全くかけ離れたタイトルです。
しかし、この最初の始まり、
「女性と男性ではどちらが重いもの持っているでしょうか?」
このタイトルで、
どんな内容だろう?
そういえばどっちだろう?
と、、、動画の先の内容が気になりませんでしたか?
ついつい、最後まで見てしまったのではないでしょうか?
隠された売るためのテクニック
ここにはいくつかのテクニックが隠されていますが、
最後に「?」をつけることで、人間は本能的に答えを探そうとします。
この本能(行動心理)に訴求することで、
この動画の先を見ようという強い動機付けがされています。
このあたりはテクニック的なモノなので、
また日を改めてお伝えさせていただきます。
今回のこの動画を見て頂いて、伝えたいことは、
「ストーリー」です。
少し想像してみてください
例えば、
この商品である温熱シートを薬局で見かけた場合、
ここで紹介した動画を見た上でこの温熱シートを見かけた場合と、
まったく知らずにこの温熱シートを見かけた場合とでは、
この温熱シートに対してどんな印象を持つと思いますか?
おそらく、ここで紹介した動画を見てからこの温熱シートを見つけた方が、
飛躍的に買う確率が上がると思いませんか?
さらに買う確率が上がるのは疲れを感じている妻本人ではなく、
実は夫の方です。
いろいろなセールス手法がありますが、この動画の内容は、
商品を使ってほしいターゲットと行動してほしいターゲットを別けてストーリーを
設計しています。
使ってほしいターゲットは「妻」
行動してほしいターゲットは「夫」
行動してほしい具体的な内容とは、
「この温熱シートを普段、重いもの持って疲れている妻の為に買ってほしい」
という事です。
主婦は自分の為となると「もったいない」という気持ちが先にたち、
自分ではなかなかこのような商品を買おうとしません。
いくらメインターゲットである「妻」に対して行動して欲しいメッセージ、ストーリーを設計してもなかなか行動に移してもらうには困難です。
人は自分の事よりも、人の為になる事の方が強い動機になる
一方、夫の方はというと、、、
人は自分の事よりも、人の為になる事の方が強い動機づけがされます。
よって、メインターゲットである妻を動かすのではなく、
行動させるターゲットを旦那にすり替えることで購入ハードルを低くしています。
更にこの動画の凄いところは、SNSなどで拡散性がかなり強いという事です。
ただの商品・サービスの紹介動画であれば、ここまでの再生回数は稼げなかったはずです。
「女性と男性ではどちらが重いもの持っているでしょうか?」
というタイトルにする事で社会性が強く、意外性も含めた内容に仕上げることで、
拡散性をアップさせています。
拡散用のコンテンツが、こちら
とても、秀逸ですね。
このようにマーケティング、セールス、そして拡散性までを事前に設計して、
この動画を作った人はとても優れたマーケッターですね。
他にも、この動画にはいくつもマーケティングやセールスに欠かせない要素が盛り込まれていました。
私も参考にすべき点が数多くありました。
ただ、マーケティング、セールスの効果を上げるためには、もう少しモノ足りない要素もいくつかありました。
そのあたりは、また後日お伝えします。
皆さんも是非、この動画が意図するマーケティング、セールスをあなたの商品・サービスに活かしてみてください。
きっと、これまでとは違うマーケティング、セールスができるようになるはずです。